2014年

いよいよ2014年になりました。(すでに3日目です)
年末年始の休み期間は、私本来の生活リズムである、「朝方まで起きていて昼すぎまで寝る」生活になるのかなあ、それだとせっかくの休みが勿体ないし社会に適応するための生活リズムも乱れるし、今回は「比較的早く寝て比較的早く起きる」生活をしたいなあと思い、「2時頃寝て9時頃起きる」生活を目標にしてみました。
2013年最後の目標であり、2014年最初の目標でもあります。
何となく、今年一年を占うのにとても大事な気がしていました。
しかし目標を達成するのは中々難しいもので、結局「2時には寝てるけど昼過ぎまで起きれない」と言う、なんか一番ダメなんじゃないのコレ?と言う生活で安定してしまっています。
来週からの社会生活の開始に向けて、あと2日、どうにか調整を進めていければと考えています。
あと、今年一年を占うとかそんな大それたこととは関係ないことにします。しました。

という訳で、思うに任せない、色々と難しい世の中ですが、どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。

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ロボットと性別と藤子F先生

昨年末に人工知能学会の学会誌の表紙を巡って、ちょっとした騒動がありました。
詳細は下記のリンクを参考にしてもらうとして、私自身には特に問題になるようには思えない内容だったこともあり、この問題はとてもむずかしいと思いました。

人工知能学会誌、表紙が”萌え”化 「正直、学会誌にふさわしいか悩んだ」 堅いイメージをチェンジ(2013年12月25日)
人工知能学会の表紙は女性蔑視?(2013年12月26日、発火)
人工知能学会の表紙を通じて、批判と攻撃との差をみる(2013年12月28日、私にとって納得できる内容)
「人工知能」の表紙に対する意見や議論に関して(2014年1月9日、人工知能学会の公式見解)

私はこの問題について直接にはこれ以上言及することはないのですが、「ロボット(アンドロイドやガイノイドを含む)」の性別問題は、非常に興味深いテーマだと思いました。
本来ロボットには「性別」はありませんし、もしロボットが「ロボット三原則」に従うのであれば、それは必ず人間に対して隷属的にならざるをえないためです。
ロボットに「性別」があるならば、それはロボットにおけるジェンダー問題が発生しうることを、今回の騒動は示していると思います。

ジェンダーロールが何か、と言うと、下記に引用します。

性役割(せいやくわり、gender role)とは、その性別に、社会的に期待されている役割のことである。 例えば、「男だから、めそめそしない」「女だから、おしとやかにする」などの行動規範に従って行動するとき、その人物は性役割を演じているとされる。この場合、特定の性に本人の好むと好まざるとを問わず、一定の役割を期待すると共に、その役割に応ずる準備や能力、資質、性向がない場合、不要なストレス、劣等感を当事者に持たせ、社会的に自分が不完全であり、不適応であるとの疎外感や差別感を持たせることになってしまう。これは、女性に賃金労働上の成功のチャンスを与えないばかりか、男性にマッチョイズム(男性至上主義)のシンボルとして適合しない場合、その権威への落第者といった自己評価の低下をもたらすなど、さまざまな議論を投げかけるものでもある。(Wikipediaより引用)
今回の騒動の場合、隷属的状態の上で「掃除(家事)」を「女性型」のロボットが行っていることが問題になりました。

ところで、日本で最も有名なロボットの一つに「ドラえもん」があります。
ドラえもんは、オス型の量産型「子守ロボット」なんです。
今でこそ「イクメン」が市民権を得ましたが、ドラえもんが書かれた当時(1970年代〜90年代)は必ずしもそこまで一般的ではありませんでした。
これって、今回の騒動との対比で考えると、とても面白いなあ、と思いました。
この件について、ちょっとTwitterで書きました。


このテーマで少し藤子F先生の描かれた作品を参照して調べてみると面白そうだと思いましたが、今回のエントリではそこまでは行っていません。

うちには藤子・F・不二雄先生の全集がもちろん全巻ありますので、検証は可能です。
可能ですが、ちょっとかなり相当とても大変そう面白そうですね。

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かばんを買いました

普段使い用のかばんが、少し壊れてしまって、結束バンドによる修理でどうにか持ちこたえている状態でしたので、なるべく早くどうにかしないとなあ、と思っていました。
私は毎日MacBook Airの11インチを持ち歩いていますので、それが入る大きさで、筆記用具やノートやこまごまとしたものも入るのが良いけど、何か良いものはないだろうかと思っていたのですが、「そうだ、確かApple Storeでかばんも売ってた気がする」と思うに至り、夜中に確認をしたらやはり売っていて、そのまま夜中のテンションに任せて購入するに至りました。
これです。
Brenthaven 15インチ Collins Sleeve Plus for Plus for MacBook
ハ?ック?

そして、先日届きました。

ハ?ック?実際

ちゃんとAppleストアでMacBook用に売っているだけあって、サイズも良好で、クッションとかも入っていて、こまごまとしたものもそれなりに入るので、今のところ満足しています。
極端に高価なものでもありませんので、壊れるまでは大切に使いたいと思います。

そうすると、今度は中身に入れるMacBook Airが新しいのが欲しくなりますね。
今使っているのはこの時に買った、現行の形になったときの初期型ですし、買ったのは2010年ですし、そろそろいいタイミングのような気がしてきました。
今年、Retina DisplayのMacBook Airが出ると、それはすごくとてもいいタイミングですね。

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センター試験の監督業務

昨日、本日と行われたセンター試験ですが、私も10数年ぶりに参加しました。
今回は試験監督として、です。
試験中に試験会場を試験も解かずにウロウロ出来て、色んな人の解答を見ても文句を言われず、むしろそれが仕事の試験監督です。
受験生の皆さんはもちろん凄く疲れたと思いますが、試験監督もやはりそれなりに疲れました。
今回は私にとって初めての試験監督でしたが、それでも色々と気づいたことがあったので、記憶が新しいうちに記録にとどめて、来年以降にセンター試験を受ける受験生、センター試験の監督をする大学の先生、また監督をやらされるであろう未来の私の役に立てればと思います。

センター試験の監督をする人は、センター試験監督のプロフェッショナルではもちろんなくて、普段は大学で研究や教育を行っている教員である場合が多いと思います。
ある日(11月くらい)突然、「あなたが今年のセンター試験の監督です!」とメールが送られてきて以来、渡された結構厚いマニュアルを読んで、講習会を受講して、オンラインでのマニュアルの動画を見て、センター試験に臨みます。
受験生のみなさんはもちろん凄く緊張していたと思いますが、監督もやはりそれなりに緊張しています。
何故かというと、当たり前ですが、「絶対にトラブルを起こすわけにはいかない」からです。
まあ、実際のところは「頼むからトラブルは起きないでくれ(若干他力本願)」と言う感じですが。
何かトラブルがあると、受験生の不利益になるだけではなく、夕方のニュースで流れてしまいますからね。
当日の天気すら頭痛の種です(晴れました)。

試験監督の仕事は、センター試験に際して、試験の進行を行うことです。
基本的には、その場で発する言葉や行う動きの全てがマニュアルに記載されています。
トラブルや受験生からの質問がなければ、そのマニュアルに従うだけです。
トラブルや受験生からの質問があった場合は、やはりマニュアルに従うだけです。
試験監督に判断できないこと(=マニュアルに記載されていないこと)は、大学に設置してある本部に報告、指示を仰ぎ、本部でも判断できないことは大学入試センターへの問い合わせになります。
従って、もし何か疑問点があればもちろん問い合わせてもらって構わないのですが、場合によっては回答が遅れてしまうため、そこは注意が必要です。

試験監督をしてあらためて感じたのは、意外と受験生一人一人がよく見えますし、よく見るだけの時間があることです。
不正行為などはもちろんダメですが、発見する可能性はかなり高いと思います。
周りをチラチラしていたり視線が泳いでいたりすることは、結構目立ってました。
あと、これは重要な事ですけど、試験監督は試験中、試験監督以外にすることがありません。
例えば国語なら80分、理科なら60分、部屋中を眺めること以外にすることがありません。
要するに、受験生のみなさんが必死に頭を働かせている時間の間中、基本的に暇なんです。
そうすると、嫌でも一人一人をじっくりと見ることになってしまいます。
悪意を持って「絶対に現場を掴んでやる!」みたいな見方ではもちろんなくて、見ること以外にすることがないのでよく見てしまう感じです。

試験監督が一番恐れるのは、とにかくトラブルです。
特にリスニング試験のトラブル。
配布されたマニュアルでも、紙面のかなりの部分は「リスニング時のトラブル対応」についてです。
基本的には、今現在「大学の教員」になっている世代は、センター試験ではリスニングがなかったので、よく分からず、なお恐れが大きくなっている面も否めません。
あと、かならずニュースで報道されてしまうのもリスニングです。
ちょっと引用します。
センター試験でトラブル続発 リスニング、93人やり直し(朝日新聞デジタル)

大学入試センター試験は初日の18日、英語のリスニングで、機器の不具合などから全国で計93人が試験を中断してやり直した。
今年の志願者数は56万672人で、現役が8割、浪人が2割。地歴の日本史では、故・手塚治虫氏の漫画家人生を題材に、戦前から戦後にかけた出来事を尋ねる問題が出た。
 リスニング機器のトラブルは九州では、九州大(福岡市)2人▽九州工業大(北九州市)1人▽久留米工業大(福岡県久留米市)1人▽長崎大(長崎市)4人▽大分大(大分市)3人▽宮崎大(宮崎市)1人▽鹿児島大(鹿児島市)1人――が時間をずらして受けた。佐賀県では、1人が開始直前にICプレーヤーを床に落とし、音声メモリーが飛び出たため、試験終了後に受けた。
 立命館アジア太平洋大学(大分県別府市)では、リスニング試験前に「受験票がなくなった」と訴えた受験生1人が、別室で約20分遅れで試験を受けた。
 福岡国際大学(福岡県太宰府市)では、地歴・公民の2教室(計107人)で試験前の説明に時間がかかり、開始が1分遅れた。
ほぼ全文の引用になってしまいましたが、このように報道されてました。
マニュアルでは、リスニング時のトラブルのうち、本人の責任に帰さないものについては、トラブルによってリスニングが中断したところからの「再開テスト」を、リスニングの試験終了後に実施することが記載されています。
従って記事にある「試験を中断してやり直した」は、この「再開テスト」を指すものと思います。
トラブルは、もちろん起こらないに越したことはありませんが、「トラブルは必ず起こる」ものとして適切な対処法を予めマニュアル化し、実際にトラブルが起きた時に混乱なく試験を実施できたわけですから、メタ的な視点ではこの「トラブル」はトラブルではなく、マニュアル通りに実施できたとも言えると思います。
試験の実施を遅らせることも、「説明などが延びた時(試験開始の3分前までに説明が終わらない時)は1分単位で開始時間を遅らせること」がマニュアルに明記されています。(リスニングの場合のみ5分単位です)
従って、やはり考え方によってはマニュアル通りに実施できたとも言えると思います。

リスニングの機械の中には不具合を起こすものがある前提での対処は間違いなく正しいですし、今回の場合はざっくりと50万分の100台で約0.02%程度なので、どうしようもない範囲なのではないかと思いました。
実際、同じ内容で「大きな混乱なくセンター試験1日目が終了」とも書けたんじゃないかなあ、と。

と言うわけで、初めて参加したセンター試験監督の簡単な感想でした。
大きなトラブルや混乱もなく終えることができて、心から安心しています。
受験生のみなさんは本当にお疲れ様でした。
あとは、なんとなく、自分の担当した部屋で受験した人たちには、いい結果がくるといいけどなあ、とか思いつつ。

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うみぞい

先日、仕事の関係で気仙沼まで行って来ました。
同行した人が津波について物凄く詳しい人だったため、非常に勉強になり、とても有意義な出張だったのですが、途中、南三陸町に立ち寄りました。

Bousaityousha

防災対策庁舎です。
もうすぐ3年ですが、あの日の様子を今でも伝えていました。
この写真の一番上に、アンテナが写っていて、そのアンテナの全体は写ってないのですが、このアンテナの先まで、津波がきました。
つまりは、この写真に写っているところは全部、水の下だったと考えると、にわかには想像すら困難でした。
防災対策庁舎に限らず、これらの「震災遺構」の扱いには、今後、ますますの議論があると思います。
何にせよ、議論をつくして、多くの人が納得できる形になれば良いと思いました。

やはりまだ、何もありません。
何もないように見えますが、でも確実に進んでいる様子も見えました。

Minamisanriku

写真では少し分かりにくいかもしれませんけれど、奥には「盛り土」をしている様子が見えると思います。
この辺は4メートルの嵩上げをするそうです。
また出張で出かけることもあると思うので、変化する様子を少しずつ、自分の中に貯めていければと、そんなふうに思ってます。

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