ようこそ2008年
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

2008Hatsuokujo-1

早速今年の初屋上、初缶コーヒーを堪能してきました。
考えてみると、この屋上で何となく考えごとをするのは、あと3ヶ月くらいです。
そう思うと何だかちょっとだけ寂しいですね。
次にいく場所にもまったりできる屋上があると良いんですけど。
具体的には、問題なく侵入できる屋上です。

この写真を撮った時は寒いだけだったんですけど、その後しんしんと雪が降ってきて現在積もりそうな勢いです。
ますます気温が下がってきているように感じます。
元日からこんな天気だなんて、今年は幸先がいいですね。
ただ一つ問題があるとすれば、来週の月曜が締切の博士論文を書かなきゃならないにも関わらず、室内が寒すぎることです。
コートを着て、マフラーを巻いても寒い。
家に帰っても博士論文を書き続けるだけの精神力が自分にあるとはとても思えないだけに、悩みどころです。
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年賀状をくれる人
年賀状という習慣をなくしてから、もう何年にもなります。
めぼしい友人たちとは、メールをやり取りすることで新年の挨拶としています。
でも、そんな私にも、毎年一通だけ年賀状が来るんです。
送り主は、中学時代の友人。
私も彼にだけは年賀状を送っています。
決まって、彼からの年賀状への返信、という形で。

彼は中学3年の頃、転校してきました。
私も中学2年のときに転校してきた身だったので、何となく境遇が似ていました。
自然、一緒に居る時間も長くなり、友達になっていました。
中三の2月頃まで、ほぼ毎日彼の家で遊んでました。
漫画を読んだりゲームをしたり音楽を聞いたり。
勉強はしてないのが、時期的にどうなんだろうとは思わなくもありませんでしたけど。
そして、別々の高校へ進学。
彼とは、このとき別れて以来一度も会ってません。
年賀状のやりとりだけが、続きました。

年賀状は毎年、彼の状況を知らせてくれました。
高校で楽しんでいること、卒業後、全国の旅に出かけたこと。
旅に出ている間は毎年年賀状に記載されている住所が違っていたため、自然に彼からの年賀状をもらってから返事を書くという流れになりました。
彼からの年賀状への返信、という形です。

ある年、5〜6年くらい前の年賀状だと思うのですが、こう書いてありました。
「小笠原でクジラを見てくる」
次の年、年賀状の送り先は小笠原諸島でした。
そして今年、年賀状の送り先はやっぱり小笠原諸島です。
今年貰った年賀状には、満面の笑みを浮かべた親子三人の姿がありました。

彼と過ごしたのは中学三年のとき、たった一年間です。
その後は全く違う人生を歩んでいます。
私などはまだ学生ですし。
隣にいたもの同士が歩んだ全く別々の道。
これは考えれば考えるほど、不思議で面白いです。
できれば彼とは酒でも飲みながらじっくりと話がしたいなあ、と思っています。
小笠原、ちょっと遠いですけど行ってみたいですしね。

こんな彼への返信に使う年賀状を、昨日コンビニで買ってきました。
もう無地のものは売ってなくてイラストがデザインされたのしかなくて3枚で340円もしてついでに肉まんを買おうとしたけど売り切れで代わりに買ったグラタンまんが美味しくなかったですけど、彼への返信に使う年賀状ですから腹も立ちません。
返事にはようやく学生生活から脱出する旨を書けそうです。
あとは一刻も早く書いて送らねば。
1日に年賀状は届いたし、昨日返信用の年賀状を買ってきたし、あとは書いて送るだけのはずです。
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みかん
大好き。

ところで、えひめ飲料が素敵過ぎます。
蛇口からミカンジュース 空港で試飲サービス
一部引用です。
えひめ飲料によると、県外では数十年前から「愛媛の家庭では水やお湯のほかに、ミカンジュースが出る蛇口がある」とのジョークが定着。真に受けた人から同社に「本当にあるのか」などの問い合わせがあり、それならとユーモアを込めてジュースが出る蛇口や流し台をつくった。
理想郷は、愛媛にありました。
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kasa / 雑記 / comments(2) / trackbacks(0)
想定未来
1月7日は事務への博士論文の提出期限だったので、提出しました。
これから「修正」という名目の執筆作業がスタートします。
完成には程遠いので…。
しかし、博士号に一歩近付いたのは事実です。
そして、そんな「博士号取得者」すなわち「博士」の果て、想定内の未来の一つを取り上げている本を読みました。

『高学歴ワーキングプア「フリーター生産工場」としての大学院』です。



"高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)" (水月 昭道)

上手に客観視できないだけに、何とも感想の書きづらい本です。
ただ、一つだけ言えることは、この本の「意義」は「問題提起」の一点に集約されるだろう、ということです。
「博士問題」「ポスドク問題」と呼ばれる類いのものを、広く提起した本だと思います。

内容については、個々の事例を並べていくスタイルで書かれた本です。
メインとなるのは、「中堅以下の私立文系で博士号を取得した人々」の事例です。
この点で、一応国立の理系に所属する私とは、意識のズレが生じてしまいます。
従って、この本を「客観視」も出来ないし、かと言って「主観視」も出来ないと言う、中々読みにくい本でした。

分野によって進行のスピードこそ違いますが、確実に「博士」は現在の日本社会の枠組みの中で、余っています。
すでにポストも就職先もない、という状況は起きています。
繰り返しになりますが、この現状を問題提起したことが、この本の意義だと言って間違いないと思います。
「博士ヤバいよ博士」ということですね。

さ、早いところ博士論文を書き終えないとな。
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kasa / 読書 / comments(0) / trackbacks(0)
案外満足してる読書欲
つねづね「あー、本が読みたい」と思っているんですけど、最近はこの読書欲がそれなりに満たされています。
Advanced W-ZERO3[es]と青空文庫の組み合わせが、想像以上に快適で。
以前、その系をセットアップしたことは書きました。

どことなくなんとなく;電子的に本を読む
http://dokotonaku.jugem.jp/?eid=1271

縦組みルビあり明朝体表示、というのもポイントが高いです。
私は通学のための地下鉄の中で、なんとなく読み続けています。

読んだ本全ての感想を書くのは面倒なので書きませんが、今までに読んできた本を列記だけしておきたいと思います。
気が向いたら、この中の何かの感想を書くこともあるかもしれません。

「人間失格」太宰治
「斜陽」太宰治
「走れメロス」太宰治
「こころ」夏目漱石
「吾輩は猫である」夏目漱石
「玉藻の前」岡本綺堂
「蒲団」田山花袋
「少女病」田山花袋
「ドグラ・マグラ」夢野久作 (読みかけ)

まだ大してたくさんのものを読んでいるわけではありませんが、やはり面白いものは面白いです。
青空文庫さんと、入力、校正をして下さっているボランティアの方々には感謝の言葉もありません。
まだまだ、読んでない本や読みたい本が膨大に残っていることは、とても嬉しいことですね。
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kasa / 読書 / comments(0) / trackbacks(0)
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