21年目
日付が変わって4月1日になりました。
新年度のスタートです。
と言うことは、私は一つ学年が上がって博士課程3年になりました。
通称D3です。(DはDoctorのD)
D3か・・・、orz

いよいよ学生生活の最終年度です(予定)
ちょっと振り返ってみると、こんな感じでした。

小学校;6年
中学校;3年
高校;3年
大学;4年
大学院修士;2年
大学院博士;3年 ←今ここの最後
Total;21年

なんだかんだで、とても長かったように感じます。
今の大学に通うのももう9年目です。
そして今の研究室も6年目に突入です。
さすがに飽きました。
飽きたので、何とか来年の春にはここから旅立ちたいです。
数々の引き止め工作が始まってますが(主に研究室の教授から)、それに屈するわけにはいきません。
ここ1, 2年は、環境を変えたい気持ちが凄く強いのです。

ラスト一年、きっと正念場で土壇場で修羅場になるのは目に見えています。
年度が変わって、学年が上がって、いよいよその覚悟を完了しないとならない時期になりました。
新しい気持ち、気合い、根性に入れ替えて、自分自身のVersionを上げてやらないと。

自分自身のVersionを上げるからには、新しい呼び名も欲しいですね。
「New kasa」とか「Super kasa」とか「kasa Z」とか、「kasa V」も捨てがたいです。
いや、やはりここは「X」、「kasa X」がカッコいいかな。
でも色んな意味で「あとがない」と言うことで、「kasa XYZ」が、一番実情に沿ってる気がしました。
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エイプリルフール
「エイプリルフール」よりも「4月バカ」の方が個人的にしっくりくるのは、きっと小さい頃から「ドラえもん」を読みすぎていたからだと確信を持ってます。
有名な「帰ってきたドラえもん」で未来に帰ったドラえもんがのび太の元へと帰ってきたのも4月1日の出来事ですね。

折角4月1日なのだから、何か気の利いたウソをつきたいと思ったものの、ウソが思いつきません。
ウソをつくのも才能と努力が必要なんです。
なので、今日は昔書いた記事の中から「4月バカ」に適切かなー、と思うものをサルベージします。
手抜きではないですよ、多分。
以下、その記事のコピペ。

「不完全性定理」
http://dokotonaku.jugem.jp/?eid=721

数学の世界では、「証明」されたことについてはもう議論を挟む余地はありません。
年月や、人物や、理論や、主義主張には関係なく、数学的に証明されたことは絶対に正しいことです。
数学こそが「真理」に最も近い理論です。

その昔、ヒルベルトという人が「数学理論には一切の矛盾が無く、どんな問題であっても真偽の判定が可能であること」を証明しようとしました。
換言すれば数学の「完全性」を証明しようとしました。
これを「ヒルベルトプログラム」と言います。(1930年代)
多くの数学者がこのプログラムに関わり、着々と成果をあげていきました。

しかしラッセルが「数学の完全性」の矛盾を発見し、ゲーテルが「数学は不完全であること」を証明してしまったことで、「ヒルベルトプログラム」は終焉を迎えました。
ゲーテルの不完全性定理は以下の通りです。

1) 第1不完全性原理
ある矛盾の無い理論体系の中に、肯定も否定もできない証明不可能な命題が、必ず存在する。
2) 第2不完全性原理
ある理論体系に矛盾が無いとしても、その理論体系は自分自身に矛盾が無いことを、その理論体系の中で証明できない。

ちょっと難しいので、具体例を挙げます。
例えば、「私は嘘つきだ」と言ったとします。
この言葉が「真実」であれば「私は嘘つき」になりますが、「嘘つきなのに真実を言った」ことになり、パラドックスが生じてしまいます。
逆に「嘘」であれば、「私は正直者」になりますが、「正直者なのに嘘を言った」ことになり、やはり矛盾が生じます。

同様に「私は正直者だ」と言った場合を考えます。
この言葉が「真実」であれば「私は正直者」なので問題なく成立します。
この言葉が「嘘」であれば「私は嘘つき」なので、やはり問題なく成立します。
つまり「私は正直者だ」という命題は、真でも偽でも成り立ってしまい、結局どちらとも決定できません。
これらを「自己言及のパラドックス」と言います。
数学、特に「集合論」の部分に、この「自己言及のパラドックス」が存在してしまうために、「数学の完全性」はあり得ません。

ところで、「俺って正直(嘘つき)だからさー」とか言う人は実際問題として結構居ますよね?
でも、上記の通り、自分自身でその言葉を証明することは絶対にできません。
そういう、証明できないようなことを言う連中のことは、信用しない方がいいですよ。
私は正直者ですから、彼らを論破する方法をここに置いておきます。
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変化して
「万物は流転する」と言ったのはヘラクレイトスだったと思います。
近い概念としては「無常」、平家物語冒頭はあまりにも有名です。
「祇園精舎の鐘の音。諸行無常の響きあり」ですね。
全てのものは変化して、遷り変わるという概念です。
トーマス・カーライルは「変化は苦痛だが、それはつねに必要なものだ」と、「変化」には「苦痛」が伴うものであるとしました。
変化する主体にとっては変化することは苦痛なんです。
でも、変化しないものはありません。
赤木リツコ博士は「ホメオスタシスとトランジスタシスね。」と「今を維持しようとする力」と「変えようとする力」を共有し相克しているものが「生き物」であるとしました。
この相克こそが、トーマス・カーライルの言う「苦痛」なのかもしれません。

自分自身は変わりたくなくても、変わらざるを得ない時というのはあると思います。
そんなときには苦痛を乗り越えて変化をしていくだけの推進力が必要です。
推進力が足りないと、どう変化したらいいのかが分からずに戸惑ってしまいます。
そうすると「変化しないとならないのは分かってるけど、もういいやー」という気分になるので危険です。
「分かっちゃいるけどやめられない」と植木等は言ってましたけど、「分かっている」けど「やめられない」時の葛藤は、相当のものがあったのではないかと思ってしまいます。

色々、変えないとなりません。
それがちょっとキツいな、という話。
根性無いので。
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若いモノには負けない
4月から研究室に配属になった4年生の後輩が、MacBook (白)を買いました。
とりあえず「いーなー。」と言っておきました。
今までiMac G4(大福)の初期型を使っていた研究室の同期が、MacBook ()を買いました。
とりあえず「いーなー。」と言っておきました。
春から転職した友人が、仕事用にMacBook Proを買いました。
とりあえず「いーなー。」と言っておきました。

春だから仕方ないのかもしれませんが、周りで新しいMacを買う人が続いています。
研究室はみんなMacなので、新しく配属になった人は大体Macを買うんです。
そうするとついうっかり、自分も買っちゃおうかなー、という気分になるのが危険です。
でも私の欲しいMacBook Pro(上記の友人が購入したモデル)は、学割を利かせても28万円もします。
今のところどう逆立ちしても無理でした。

そして、研究室で誰かが新しく買ったMacは、大抵私がさわることになります。
いつの間にか研究室の中で一番Macに詳しい人間になってしまっていたからです。
すると、新型のMacをさわってしまうことになり、必然的に自分自身のPowerBookの性能を思い知らされます。
私のPowerBookは約2年前に新調しました。
当時は最新型だったんですけど、2年という月日の間にすっかりとロートルです。
MacのCPUがPPCからインテルに変わったことによる性能の格段の向上に、置いて行かれてしまった形になってしまって。
最近のMacはとにかく速いんですよ。
私が落ち込むくらいに。

悔しいので、このPowerBookは出来うる限りの最適化を施しているつもりです。
少しでも速く動作するように。
おかげで「PowerBookだけ」を使っている分にはまだ何の不満もありません。
でも悲しいかな、いくら努力しても最初からポテンシャルが高いヤツらには敵いません。
ドノーマルの新型MacBookの方が、最適化したはずのロートルPowerBookよりも圧倒的に速いです。

しかし、いくらマシンの性能が高くても、結局のところはそれを使うのは人間です。
つまり私とPowerBookの総合力で勝負すればいいだけです。
これからまだまだこのPowerBookには働いてもらうつもりです。
若いモノには負けません(でも多分勝てません)
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むしろ朝型
最近、夜型生活が進みすぎて、むしろ朝型?と勘違いするようになってきました。
その指標の一つにブログの更新時間があります。
試しに3月20日以降のブログの更新時間についてまとめてみました。
Kousin
(クリックで拡大)

明らかに午前2時以降、午前3時台の更新が一番多いという結果になりました。
このエントリを書いているのも3:30過ぎです。
ちょっとずつ生活リズムを治したいなあとは思っているんですが、どうにも最近時間が少なくなってしまったようで、ブログの更新が遅くなりがちです。
夜中が一番時間の融通が利くので。
そこまでしてブログの更新をするこの情熱を、何か別のことに向けた方がいいような気もしなくもありません。

とはいえ、一時期のような体調不良からは脱出しました。
最近は、こんな動画を見て腹の底から笑えるくらいには元気になりました。

学校や職場で見ると奇異の目で見られかねないので、周りに誰もいないことを確認してから見てください。

こんな動画を探して見て笑う時間はあるのに、ブログの更新をする時間が無いなんて、不思議で仕方ありません。
むしろこんなことばっかりやってるのが問題と言えば、その通りです。
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kasa / 雑記 / comments(0) / trackbacks(0)
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