ゴールデンウィーク
ゴールデンウィークって言うと、今年は4月29日から5月7日まででしょうか。
多い人だと9連休になるのかな。

私もゴールデンウィークの予定が確定しました。
4月29日〜5月7日まで・・・学校。
色々考えたんですが、やっぱりやることがあります。
まあ人間の祝祭日なんて、マウスには知ったことではないですからねえ。
この間にサボると、実験の条件設定が狂ってしまいます。
それは避けたい。

ここまでくると逆に清々しいです。
悲しいのはちょっとだけです。
もう慣れました。
でも、一日だけでも良いから休みたかったなあ、と言うのが偽らざる本音かも。
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どれほど変わるのやら
YOMIURI ONLINEより。
一部引用です。
“徒弟制”一掃、文科省が大学院を抜本改革へ
大学院教育の充実に向け、文部科学省は今年度から、大学院生や若手研究者が教授の労働力とみなされる“徒弟制度”の一掃を目指すなど、抜本的な改革に乗り出すことを決めた。

近年、大学院に進む学生が増える一方、海外や財界からは「教育水準が低い」との批判が出ており、日本の国際競争力を高めるためにも、大学院教育の質向上が不可欠と判断した。文科省は今後5年間かけて、大学院による教育課程や教員組織の見直しを支援するなど、教育基盤の整備を進める。
日本の大学院はこれまで教育より研究を重視する傾向が強く、研究室では大学院生や若手研究者が教授の手伝いを通じ、自然に知識を身につけるという「徒弟修業」の考え方が根強く残っていた。

また、講座制は大学院内の教育研究の責任体制を明確にすることなどを目的に導入されていたが、教授が研究室の人事を独占的に行うことなどへの批判も強かった。このため、院生らからは「教育内容が教授の能力に左右されすぎる」「教授の労働力として使われ、雑務に忙殺されている」などの不満の声が上がっていた。


事象の地平線さんの指摘するように、いまどき講座制のピラミッドを維持できているのは、旧帝大と一部私立マンモス校だけなのであろうことはその通りだと思います。
しかし、一応旧帝大で大学院生をする身としては、この結果どう変わるのか、あるいは変わらないのかついては興味があります。

(理系の)大学院生の現状と言うのは、まさに労働力以外の何者でもなく、無償で一日の半分以上の時間を大学(というか研究)に費やしています。
大学院では「教育」をされていないので、教育水準が低いというか、水準そのものが無いんじゃないかというような状態です。
私の専攻では博士課程の3年間で取る単位(博士論文を除く)が4単位しかないことからも明らかです。
しかもうちの大学のうちの専攻では、次年度からはこの4単位すら無くなるそうです。
研究室運営は教授次第であることが多く、熱心に教育をする教授も居ますが、放っておいて勝手に育った学生を酷使するという教授も居るように感じます。
学生の側からすると、テーマだけ貰って放置されているんですから、自分でどうにか勉強して自分でどうにか結果を出して、論文を書かざるを得ません。
じゃないと学位が貰えないんですから。
修士なら適当にやってどうにかこうにか学位を貰って就職する人も結構居ますが…。

博士課程まで行くと、大体下の人間の世話をすることになるので、「徒弟制」といっても教授 - 学生間ではなく、学生 - 学生間での関係になります。
研究室を巨大恐竜に例えると、教授という「脳」まで情報を伝えている暇があったら数人の学生で構成する「神経球」で脊髄反射的に末梢の情報を処理しないと追いつかなくなって、研究室が回らなくなるといった感じでしょうか。

学生には教授を選ぶ権利があるので、良い教授のところに行けばいいじゃないかと言う話もありますし、実際その通りなのですが、「教授の能力や指導方針」と「自分のやりたい研究」のどちらを優先するかは非常に難しい問題でして。

このような現状であるところの大学院生の待遇、教育が少しでも変わるんでしょうか。
今のままで制度だけ変えても、毎日講義なんて受けている余裕はないですよ。
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kasa / 研究 / comments(0) / trackbacks(0)
あーあ
そこはぶっちゃけちゃったらマズいですよ。
これからのことを考えると。
見る方もやる方も予定調和のパフォーマンスだとは認識していたのかもしれませんけど。

「打ち合わせないプロレス、許されず」大仁田さんに賠償命令
判決によると、渡辺さんは平成15年4月、大仁田さんらとのタッグマッチを開催。試合終了後、大仁田さんに対し、事前の打ち合わせのない場外乱闘を挑もうとした渡辺さんを、大仁田さんのセコンドが押し倒して顔面をけった。

野村裁判官は「プロレスでは、打ち合わせなしに相手を攻撃するのは許されないこと」と指摘。
プロレスは全然興味ないんですが、嘘の許されない法廷の場で「プロレスは打ち合わせをしていて、シナリオ通りにやってます」ということが公然と言われてしまったら、どうしようもないと思います。
プロレスはスポーツではなくて、演劇だったんですね。
だったら私は、普通の演劇を見た方がいいなあ、と思いました。
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アーティファクト
色々な事情が絡まって、今、ウィルスベクターを使った遺伝子導入法について調べています。
そうすると、この分野で最も研究が進んでいるのは遺伝子治療についてなので、これについても勉強しています。

色々調べているうちに、こんな記事を見つけました。
米国シティー・オブ・ホープ国立医療センターによるエイズの遺伝子治療臨床試験にレトロネクチン?を供給(タカラバイオニュース)

内容を簡単に説明すると、「レンチウィルスベクター」を使って「HIV(ヒト免疫不全ウィルス)」の増殖を抑えようと言う試みです。
HIVはエイズの原因となるウィルスです。
レンチウィルスベクターに、HIVのtat遺伝子とrev遺伝子に対するshRNAを組み込み、RNAiによって上記の遺伝子の発現を抑えようとするのが、この方法の根幹になっています。
それが上手くいくと、HIVの増殖が抑えられるため、エイズの症状を発症させなくすることが可能になると考えられています。

面白いなあ、と思ったのは、もともとこの「レンチウィルスベクター」というのは「HIV」を改造して造られたものなんです。
そして、その「レンチウィルスベクター」が「HIV」を治療する切り札になるかもしれない。

利用できるものは何でも利用すると言うか、なりふりかまってらんないと言うか、そんな印象を受けました。
そして、「治療」が目的である以上、その姿勢で研究して問題ないと思います。
使えるものは何でも使えば良いんです。

ただ、少しだけ「レンチウィルスベクター」の境遇に、「改造人間」に似た哀愁を感じました。
孤高のヒーロー。
まあ、所詮はウィルスなんですけどね。
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いい天気


青色がとても綺麗で、
緑色がとても綺麗で、
それだけでなんとなくそこそこ幸せな気持ちになる自分は結構得な性格をしていると思いました。

さてと、これからもうひと仕事するか。
もちろん言うまでもなく幸せな気持ちのままですよ。
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kasa / 季節 / comments(0) / trackbacks(0)
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