詐称
世の中に星の数ほどもあるブログの中で毎日こうやって適当な文章を垂れ流しているわけですが、ある程度の個人情報を明かしておいた方が文章を書き易くなります。
毎日を自分自身には起因しないネタで更新するのは結構大変です。
何かの情報ブログに特化した場合はこの限りではないかもしれませんが。
私もこのブログにはある程度の情報は晒しています。
歳が25歳だとか。
大学院生だとか。
生物関係の研究をしているだとか。
仙台に住んでいるだとか。
他にも性別、身長、体重、血圧、視力、つむじの数、乳歯の本数、使用パソコン、免許の有無、彼女の有無などの情報は書いた覚えがあります。
私を知ってる人が見れば多分私だと特定できると思います。

でも「書いてある内容が本当か」と言うのは、実際のところ私にしか分かりません。
嘘をついているかもしれません。
紀貫之の土佐日記の例のように、性別を査証している可能性だってあるんです。
本当は麗しき乙女かもしれないんですよ。

つまるところ言いたいのは、ブログに限らずネットでも新聞でも雑誌でもテレビでも、嘘の情報を如何にも事実であるかのように配信することは可能だと言うことです。
また、嘘ではなくても事実の極一部を誇張して歪曲してしまったり。
「そんなことは分かってる」との反論もあるかとは思いますが、意外と騙されちゃうんですよね。
敢えて騙されてその状況を楽しむのも一興ですけど、大抵の場合はきちんと事実を把握した方が問題が生じにくいと思います。
情報を見極める目を持つことはとても大切だと思っています。

ここでもし「院生です」「毎日研究してます」と言うのは嘘でした、とカミングアウトできれば、みんなを今まで騙せたぜ、と誇れたんですが、残念ながらこれは本当です。
嘘なら良かったのに、と一瞬心の底から考えてしまいました。
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モノクロームの憂鬱
今日は大雪でした。

目に映る世界がモノトーンになりました。
普段の私であれば、これくらいの雪が降った時は、心は喜び庭駆け回る犬のような気持ちで満たされるんです。
体はこたつで丸くなる猫と同じですが。
ところが今日は気持ちが乗らない。
この景色と同じような灰色の憂鬱でした。

時間が経っても雪は勢いを増すばかり。
夜になってもしんしんと降り続けていました。

でも闇はいいですね。
全ての色を覆い隠してしまうから、世界がモノクロームでも関係なくなります。
闇の中では、白黒も極彩色も等価です。
そして闇の中では、光の輪郭がはっきりとします。
あの光を目指して行けば、灰色の憂鬱が消えるかもしれません。
あの光を目指して行けば。

虫と一緒ですね。
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青い空の下の躁狂
今日は昨日とは一転して青空が広がりました。


昨日の夜はこんなんだったのに。


途端に大声で叫びたい衝動に駆られるような青空ですけど、人前でも憚らずに大声で叫べるようになるためには、もう一皮むけないと無理でした。
まだまだ修行が足りません。
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もうすぐオリンピック
オリンピックまであと一週間くらいです。
時間の許す限り観戦しようと、今からドキドキワクワクテカテカしてます。
当然のごとく連日テレビではオリンピック特集が組まれています。
そして、私は個人的に、その度に何とも言えない違和感を感じています。
オリンピックの時はいつだってそうです。

オリンピックを特集しているテレビを見ると「日本はメダル何個」のようなものが多い。
あるいは「誰々はメダルを取れるか」とか。
ほとんどこれで全てです。
オリンピックが始まれば「日本が今までに獲得したメダルは〜個」ですしね。
その度に「メダルってそんなに重要なのか?」と疑問に思ってます。

スポーツを2つに分けて考えます。
一つは例えばサッカーや野球のように、「相手を倒す(勝つ)」ことを目的としたスポーツ。
相手が必要なスポーツです。
このようなスポーツの場合、目標は「優勝」になると思います。
すなわち、金メダル。
「メダル、メダル」と連呼するのは好きではありませんが、まだ「メダルを目指す」ことに対する違和感は少ないです。
それはそのスポーツの本質に近い感情だから。

もう一つは、「より速く、より高く、より遠くに」と表現される、自らを向上させる類いのスポーツです。
これらのスポーツには「相手」は必要ではありません。
自らと、記録との戦いです。
過去の自分を超えることがこれらのスポーツの主眼であると思います。

違和感を感じるのは、これら「自分との戦い」を主目的としたスポーツに対しても、他者との比較の結果である「金メダル」を恩着せがましく期待していることなんだと思います。

例えば、自分としては不本意な出来だったのにも関わらず金メダルを取ってしまった場合。
間違いなくインタビューでは「おめでとうございます」と言われると思います。
でもこれって選手の人にとっては嬉しいのかな。
しかも「いい出来でしたね〜」とか言われるんですよ、多分。
内心「うるせーよ。お前に何が分かるんだよ。」と思ってるんじゃないかと。

逆に自分としてはもうこれ以上ない出来で4位入賞だった場合。
インタビューでは「惜しかったですねえ〜」かな、多分。
でも本人は満足している場合ってのは絶対にあると思う。
つまり、「メダルを取れたかどうか」よりも、その選手が「自分の実力を出し切ったかどうか」の方が重要だと思うんです。

オリンピックは見ていてとても楽しいです。
でも「嬉しい」「悔しい」「悲しい」「満足」「残念」といった感情は、オリンピックに参加している選手のものだと思います。
見てるだけの外野が大袈裟に表現していい感情では無いんじゃないかと思ってます。

多分、テレビのオリンピック関連番組を見ていて感じる違和感はこのようなことなのではないかと考えてます。
もちろんこれだけでは書き尽くせないくらいに色々なものがあると思いますけど。
テレビの特集でも「メダル」のことばかりを取り上げるのではなくて、もっと「スポーツそのもの」を楽しむことが出来るような特集を組んで欲しいです。
例えばマイナーなスポーツならルールとか注目点とか。
マイナーじゃない、例えばフィギュアスケートのような競技であっても、同様です。
だってジャンプにしてもアクセルとルッツとトゥーループとサルコウとの違いって分かりますか?
私は全然分かりません。
どういうところが違って、どういうところが難しいのか、ということをもっと知りたい。
まあ、調べれば分かることなんですけど、折角のオリンピックなんですからもっと積極的にスポーツに対する特集を組んでもいいんじゃないかな、と思いました。
もしすでにそういう番組が放送されていたらごめんなさい。

最後になりましたが、選手の皆さんが、選手の皆さん自身にとってこれ以上無いくらい満足な結果が得られることを祈っています。
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頭痛のタネ
唐突ですが、これは私の机です。
今ちょっと立て込んでいるので散らかっているのは勘弁して下さい。


そしてこれは別角度から撮った写真です。


机の横に何やら怪しげな空間というか装置があるのが分かると思います。
これはドラフトと言って、スイッチを入れると、外から中への空気の流れが出来て、中の空気が外には出ないような仕組みになっています。
有機系の有害物質を使う時などに使用します。
そういう物質はにおいがするものが多く、吸い続けるとあまり体にいいものではありません。

よく見ると、中に怪しげなビンが入っているのが見えますよね?
トルエンとキシレンとブタノールです。
そして、少しなんですがこれらの匂いが私のところまで漂ってきています。
特にブタノール。
この匂い嫌い。

ずっとここにいると、たまらなく頭が痛くなります。
私は普段から頭痛持ちの傾向があるので、この匂いに太刀打ちできるわけもありません。
しかし、実験で使うことは知っているので、片付けるわけにもいかない。
しかし、そろそろ我慢も限界だ。
近いうちに対処しよう…。(捨てる)

頭痛だけじゃなくて、最近胃が痛いのも腰痛が酷いのも夜眠れないのも朝起きれないのも変な夢見るのもくしゃみ鼻水が止まらないのも過食気味なのも急に鼻血出てびっくりしたのもやる気が出ないのもお金ないのもやること無くならないのも実験上手くいかないのもパソコンの調子が悪いのも仙台が寒くて仕方ないのも全部ブタノールのせいだ。多分。
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