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楽しさの強要
誰だって、と言うわけではありませんが、楽しいことは皆で楽しみたいという気持ちはあるんじゃないかと思います。
しかし、自分にとっての楽しいことが、相手にとっても楽しいことであるかは別問題です。
大多数の人が楽しいと感じても、一部の人はそう感じないようなことも多いからです。
例えば飲み会。
「飲みにいこーぜ」
「いや、ちょっと…(飲み好きじゃないんだよな)」
「何だよ。付き合い悪いな」
例えばカラオケ。
「カラオケ行かない?」
「いや、ちょっと…(歌うの嫌いなんだよな)」
「えー、行こーよ」
誘ってる方に悪気はありません。

カラオケに一ヶ月に行く回数をカラオケ好きの程度と考えれば、恐らくその回数は正規分布に従うと考えられます。
大多数の人は月に何回か行って、それに比較して少数の人が全く行かない、或いは沢山行く、という形の分布です。
統計的には、ある程度の回数行くのが大多数です。
ただし、統計はもう一つの事実を厳然と示しています。
それは、「例外」が必ず存在するということ。
偏差の大きいものの存在です。
大多数の人が好きで楽しいと思うことであっても、それが苦痛で仕方ないような人も居るということは、頭の片隅で意識した方が良いような気がします。

私はあんまりカラオケが好きではありません。
今までの人生で行った回数は恐らく片手の指の数を少し超える程度。
でも好きな人が行くのは全然良いと思いますし、その話を聞くのも好きです。
歌わされることが無ければ(歌を聴いているだけなら)行くのも別に良いんです。
ただ、行くと大抵「歌って」と言われるし、それを断ると場が白けてしまうので、お互いのためにも行かないのがベストだと思っています。

逆に私が好きで楽しいと思うようなことは、多分他の人にとってはちょっと退屈なのが多いような気がします。
だから誰かを誘うと言うことは無く、専ら独りで楽しんでいます。
しかしネット上には沢山人が居るので、誘えばもしかしたら興味を持ってくれる人がいるかもしれません。
「どうだい、川ウォッチングに行かないかい?」
「水面のキラキラしている反射と水の流れを眺めるのは、結構楽しいよ。」
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