久しぶりの更新は韓国で

うっかりしていたらすっかり夏めいてきました。
そんな素敵な季節が巡っているところではありますが、私は今、韓国に来ています。
バケーションではなくてお仕事です。
学会に参加しています。

coex

今回の学会に参加するきっかけになったのは、昨年の12月頃にきた一通のメールでした。
大会長からの依頼で、シンポジウムでの「指定討論者」なるものを仰せつかり、ふむ、会場はどこだろうと思ったら韓国だった、という経緯です。
ちなみに「指定討論者」と言うのはシンポジウムの発表者に対して質問をして討論をしたり、場合によってはシンポジウム全体の総括を行うような、とても大切な役回りです。
当然、今回の学会でも私は大活躍で、シンポジウム直前に司会の先生や演者の先生とは下記のようなやり取りがありました。

「指定討論者には何をやってもらおうか」
「フロアから質問が出なかった時に質問してもらう感じですかね?」
「じゃあそうしようか」

めでたく、フロアからは沢山の質問が出ましたので、私の指定討論者のお仕事は一言も発せずに終わりました。
そこに居ることがお仕事。
今回韓国に来たお仕事。
大活躍でした。

謎のキャラクター

今回、韓国に5泊していて、明日帰国の予定ですが、最初の3日は同行してきた学生がいました。
彼らは予定があって日曜に帰ってしまいましたが、教員である自分の方が暇なのもどうかなー、と思わなくもないのですが、彼らのおかげで前半はとても楽しい旅になりました。
食べ物もきちんとしたものを食べましたし。
ワインバーでのビュッフェと、サムゲタン、ビビンバ。
彼らが帰った後の夕飯が、たこ焼き、ビッグマック、コンビニ弁当であったことを考えると、その差は歴然です。
若干の異国に置き去りにされた感も感じたり感じなかったり。

今回の学会では、ソウルの江南区に来ています。

高い

とても都会で位置づけ的には横浜的なのかなー、となんとなく感じています。
会場の近くにはお寺もあって、ちょっとウロウロしてみました。

奉恩寺

象

蓮

提灯

日本のお寺と雰囲気が違って、面白かったです。
もう少し生活・文化に密着している印象を受けたのと、もう少し異世界に近い印象を受けました。
あとは、全体的にカラフルでファンシー/ファンキーな感じ。

と言うわけで、韓国はなかなか楽しかったです。
明日帰国の予定。
一つ心配なのは、ソウルに来た日も酷い雨だったのですが、明日も雨の予報のことです。
どうにか晴れると良いなあと思ってますが、これはもう私の雨男としてのレベル次第ですね。

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米国の首都は少し寂れた街
先日、学会に参加するためにアメリカはワシントンDCに行ってきました。
ワシントンDCはアメリカの首都であるため、きっと都会なのだろうなあ、と期待に胸を膨らませて出かけていったのですが、ワシントンDCに着いてから数時間もしないうちにショボンと胸がしぼんで行きました。
期待はすっかりシワシワです。
「都会である」と言う期待とは少々違いましたが、ワシントンDCは、そこそこに寂れた、なかなか素敵な街でした。
個人的には都会よりも好みです。

寂れた街中には、古そうな建物や趣のある建物がそこかしこに建っていました。
家とか、教会とか、よく分からない建物とか、銅像とか。
こんな建物がたくさんありました。
Dc1


あとは、最もアメリカらしい建物、ホワイトハウスです。
Dc6



アメリカでの生活で、一番の心配事は、「食」です。
昨年はものすごく苦労した、「食」です。
どことなくなんとなく;ちょっと太平洋の向こう側に(そのいち)
今年は、食に関しては細心の注意を払いました。

万能食であるバナナを早期に手に入れる。
ポテトに注意する。
肉に注意する。

宿の近くに食品のマーケットがあったこともあり、かなり助かりました。
バナナもいつでも補充が可能な状態でしたし。
今回、もっともアメリカらしい食べ物は、これくらいで済みました。
Dc3


結構よく食べたのは、会場で売っていたサンドイッチ。
ボリュームはありましたが、美味しかったので良かったです。
Dc2


あとは、こういうのとかこういうのとかを食べられたのは、本当に有り難かったです。
Dc4

Dc5
味噌汁とか、ラーメンとか。
こういうのは、もちろん日本で食べても美味しいですが、アメリカで食べると凄まじい威力を発揮します。
日本だったらそこそこくらいであったとしても、多少物足りないと感じたとしても、ラーメンが少々ぬるかったとしても、間違いなくとても美味でした。

学会自体もつつがなく終了して、無事に帰国できました。
今は報告書等のいくつかの残務処理中です。
あとは、若干の時差ボケが残ってます。
夜の12時過ぎに眠くなって、朝の6時すぎに目が醒めてしまうなんて、重度の時差ボケに間違いありません。
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ちょっと太平洋の向こう側に(そのに)
今ではもう、一ヶ月くらい前の出来事になってしまいましたが、気にせずに旅の思い出を書くことにします。
先日、学会に参加するためにアメリカはSanDiegoに行ってきました。
そこでの食の話については、以前書きました。
ちょっと太平洋の向こう側に(そのいち)

とにかく、天気が良くてリゾートの雰囲気が満載で、気持ちのいい場所でした。

Sora In Usa1

基本的に、空に雲がありませんでした。
旅の途中まで、「ああ、アメリカには雲がないのだなあ」と思っていたくらいに。
天気が良くて、かと言って暑すぎるわけではなくて、過ごしやすい天気。

宿泊したホテルも海沿いでしたので、そこからの景色も綺麗でした。
豪華客船っぽい船が見えたり。
Fune In Usa2

この船が夜にはピカピカと綺麗に光っていたり。
Fune In Usa4

この船の中では、一体どのような人がどのような社交界を開いているのか、興味は尽きないこともないかもしれません。

私はどちらかと言うと、こちらの帆船が気になっていました。
Fune In Usa3
夕方が綺麗だったんです。

Fune In Usa1
ホテルから一歩出ただけでこんな風景が広がってますから、私に非日常を意識させるには十分でした。
そんなこんなで7泊ほどこのような景色を見て、帰国しました。
Sora In Usa2

帰国の時の空も中々面白い感じでした。
日常に縛られている感覚があったので、ここで体験できた非日常はとても楽しいものでした。
食だったり言葉だったり大変なこともありましたが、それを差し引いても。
またどこかに行きたいものです。
アメリカの後、先々週は大阪にも行ってきて、それはそれで中々楽しかったですけれど。
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ちょっと太平洋の向こう側に(そのいち)
先日、学会に参加するためにアメリカはサンディエゴに行ってきました。
これは自分の研究分野では世界で一番大きな学会で、参加者が3万人以上に及ぶような学会です。
当然会場も大きくて、朝から晩まで歩き通しのような、そんな学会です。
その学会に参加するために、私は初めてのアメリカを訪れました。
アメリカに7泊、日本を離れているのは実質9日間になる長旅です。

アメリカでの最大の懸念は、食。
日本にいる間でも弱い私のお腹が、どこまでアメリカに耐えられるかの勝負でした。

Asagohan

これは、サンディエゴに向かう途中で乗り換えのために訪れたシアトルの空港で食べた、「朝御飯」です。
時差(17時間のマイナス)の影響で感覚的には完全に夜中でしたので、美味しく食べることができました。
個人的にポテトが少し多いように感じましたけど。

Shoku In Usa1

アメリカに着いて二日目の昼に食べたチーズバーガー。
写真では少し分かりにくいですが、かなり大きいです。
パンに、肉を挟んだ感じの食べ物でした。
個人的にポテトがかなり多いように感じました。
そしてこれを食べた後ほぼ24時間、何も食べたくなくなってしまいました。
お腹が空かないんです、不思議なことに。

Shoku In Usa2

現地の共同研究者に美味しいと評判を聞いたハンバーガー屋さんで食べたダブルチーズバーガー。
一応スケールとして写しているiPhoneで、大体の大きさが想像がつくのではないかと思います。
これはかなり美味しかったです。
アメリカで食べたものの中で一番美味しかったです。
でも個人的にはポテトがとても多いように感じました。

Shoku In Usa3

帰国の途中で乗り換えのために訪れたロサンゼルスの空港で食べたチーズバーガー。
アメリカでの最後の食事なので当たり前のようにハンバーガーです。
注文してから中々来なかったのですが、来てみたらハンバーガーというよりはパンと肉とチーズという感じの食べ物でした。
あと、個人的にはポテトがとんでもなく多いように感じました。

このような食生活を経て、無事にアメリカから日本に帰ってきました。
懸念していたお腹については、幸いにして最後まで大丈夫でした。

途中からこれじゃあやばいと思い、日本と変わらない万能食を私の主食にした甲斐あったのかもしれません。

Banana-1


バナナには感謝しています、ホント。
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台湾の思ひ出
先週末から台湾に行ってました。
日曜日には帰国していたのですが、その後少々バタバタしてしまい、ジタバタしてしまい、ドタバタしてしまい、ブログの更新が出来ませんでした。
台湾でのあんなことやこんなこと、そんなことなど書くことはあったのですが。

前回のエントリでは、英語での口頭発表の前日のドキドキ感を伝えました。
実際の口頭発表がどうだったかと言う話はまあ、置いておいて、台湾で気になったモノの話をできればなあ、と思っています。

台湾では日本と同じく、漢字を使っています。
なので、その辺にあるものもなんとなく意味が分かってしまいます。
中には、日本語での漢字表記よりもその物事を的確に表しているなあ、と言う言葉もあったりしました。
そんな言葉の中で、私が一番気になったのは、「緊急出口」でした。
日本で言う「非常口」。
なんとなく、「緊急出口」の方が臨場感があって良いです。

ちなみに、これが日本の「非常口」の写真です。

Hujouguti

見慣れたマークです。
一方で、これが台湾の「緊急出口」です。

Kinkyuudeguti

躍動感が違います。
この勢いで走って逃げたら緊急時には逆に危ないのではないか、と思うほどの緊急事態っぷりが表現されていました。
これはちょっとやそっとの緊急事態ではないですね。
ダッシュで逃げ出さざるを得ないだけの緊急事態です。
「非常」なんて甘い表現の日本とは比べ物になりません。
まさに「緊急」です。

さて、私は今回、台湾で当然のごとく英語での口頭発表を強いられてきたのですが、発表中はもとよりその後の質疑応答の時間がとにかく大変でした。
発表は英語を言うだけですけど、質疑応答は英語で「聞いて」「理解して」「答える」ことが必要なんです。
もうホント、こんな気持で耐えた15分間でした。

Kinkyuudeguti-1
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