雪の日

昨日は今シーズンで一番くらいの雪が降りました。
雪の日の空気は何故か少し静寂で、少し綺麗です。
雪は空気中のチリを核に形成し成長しますが、恐らく「音」も核にするんだと思います。

雪の日に口から吐かれた言葉は、音を立てずに雪となり、景色と言葉を白くしてくれます。
言いたいこと、言えないこと、言いたくないこと、言うべきでないこと、良い言葉、悪い言葉、全部白に染め上げて、雪になって綺麗なものに変わってくれるのなら、雪景色となって消えてくれるのなら、どんなに素晴らしいものだろうかと感じます。
一方で、雪の日に胸いっぱい吸った空気は、心の中のチリや言葉を捕まえて、雪として降らせてくれるのではないかと期待します。
それで少しでも自分の心が綺麗になるのではないかと切望します。

雪の日に音無き雪を吐き出し、形無き雪を吸い込むことは、自分の汚さを雪いてくれるような気にさせてくれます。
雪片のひとひらひとひらが、綺麗にされた言葉の残滓であると考えると、雪の日の空気が少し静寂で、少し綺麗なことは、自分を形作る世界の静謐さの顕れであると錯覚しそうになります。
本当にそうだとしたら、凄く良いなあと思うのですが。

次に雪が降ったときは、少し外を歩こうと思います。
雪を吐き出して、雪を吸い込むために。
あまりやりすぎると汚い私全体を核に雪だるまが出来てしまうので、その点だけ注意しないと。

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花散らし

今週はちょうど桜が見頃を迎える時期でした。
この週末は雨で、満開を少し過ぎつつある花にとっては、花散らしの役目になりそうです。

Sakura with BRZ

桜の季節に雨が降ると、少し残念だなあと思うと同時に、桜と雨の組み合わせもそれはそれで悪くないなあとも思います。
「雨」は写真に写りにくいことだけが、少しだけ不満ではありますが。
桜と一緒に写る「雪」や「青空」の写真は映えるんですけどね。

毎年、定点観測のように桜の話題を書いているので、今年も書かないわけにはいきません。
なんとなく毎年の満開の時期を知ることもできるので、「おっ!今年は早かったな」みたいに1年で1度だけ便利です。

どことなくなんとなく:花見(2005年4月22日)
どことなくなんとなく:花見頃(2006年4月20日)
どことなくなんとなく:花見頃(2007年4月14日)
どことなくなんとなく:桜が満開(2008年4月14日)
どことなくなんとなく:花散し(2009年4月15日)
どことなくなんとなく:桜色は寒空の底(2010年4月27日)
どことなくなんとなく:花見頃も過ぎて(2011年4月26日)
どことなくなんとなく:桜の季節も終わりつつ(2012年4月30日)
どことなくなんとなく:9年目の花見ごろ(2013年4月16日)
どことなくなんとなく:そろそろ見頃(2014年4月13日)

今日は4月11日ですので、今年は桜が結構早かったんですね。
改めて振り返ると、最初の桜のエントリが2005年で、今年は2015年です。
思えば遠くへ来たもんだ、と思いますけど、10年経っても同じようなことをできているのは、ある意味とても幸運だと感じています。
10年後は流石に違うことを書いているかもしれませんが、もし同じだったとしても、この部分は変わらなかったということで、それはそれで有りかなあと思う所存です。

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残り1ヶ月
写真 2014 10 18 16 29 39

気づけば11月も最終日で、今年も残り1ヶ月になりました。
2014年と言う年の黄昏時に、ふと考えてみると、色々と楽しかった年ではありましたが、色々とやり残した年だったなあ、との実感も持っています。
残り1ヶ月でやり残したことをどこまでできるかは分かりませんが、できる範囲でやらないとなあ、という気持ちです。
とりあえずは締め切りのある仕事から…orz
締め切りのない仕事こそ、締め切りがないにも関わらず仕事として存在している仕事こそ、本当は優先度が高いはずではあるのですが。
大局的に見た時の重要度・優先度と、局所的に見た時の重要度・優先度との乖離が大きくなるのは、ここ数年である意味慣れてしまっています。
慣れてしまうと、大局的に見た場合において望ましい方向ではない向きに流されてしまいそうで、それはきちんと自戒しておかないとならないことの1つかと思います。

仕事以外についても、やはり重要度・優先度をきちんと見極めることは、これからますます重要になると思っています。
仕事と仕事以外がどこまで一致するかについても、やはり重要です。
今までは、ある程度一致させたほうが良いのではないだろうかという考えでしたが、最近は分けてしまったほうがむしろ自分の場合は良いのではないかという実感もあります。
この辺は来年もトライ・アンド・エラーだとは思いますが、考えながら動いているうちに徐々にアジャストしていくのではないかと、そんな期待も持っています。
まずは5年後、2020年にどうなっているかを今よりももう少し、ハッキリと見えるようになりたいですね。
可能なら、研究者として教育者として、もう一段階進んでいると嬉しいのですが。

とりとめのない内容になってしまいましたが、まあ、2014年の黄昏には調度いいとりとめのなさのような気もしなくもありません。
今年も残り1ヶ月。
適当に頑張りたいと思っています。
とりあえずは、ちょびっとだけぶつけて2週間ほど入院している愛車が早く返ってこないことには、仕事以外の部分での充実度に大きな問題が。

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夏バテ気味

今年の8月はとても暑く感じました。
このまま暑くなり続けたら12月には気温が50度を超えるんじゃないかと心配してましたが、ここ一週間ほど涼しくなってきて、ほっと胸を撫で下ろしています。
しかしこのまま寒くなり続けたら12月には気温が0度近くなってしまうんじゃないかと逆に心配になってしまいますので、気象観察は継続的に行わないとなりません。

最近はどうにも暑さに弱く、気怠い感じがずっと抜けずに、毎日をだるだると過ごしてしまっています。
間違いなく夏バテです。ダルくなるタイプの。
朝もだるだる昼もだるだる夜もだるだる夜中は少し元気(でも以前ほどぱっちりと元気ではない)という、そんな1ヶ月を過ごしました。
夏の暑さが悪いのか、私の体調管理が悪いのか、加齢の影響が悪いのか(先日、無事に34歳になりました)、その全部が悪いのか。
ただ、以前はバテると体重がメキメキと減っていったものでしたが(最高で8月の1ヶ月で5キロ減ったことがあります)、そのような現象だけは、パタッと起きなくなってしまいました。
2005年8月、5キロ減った時の私に比べて、今は13キロくらい重いです。
どこか計算が変な気がします。
今なら5キロ痩せても割りと平気なのに。

暑さに耐えかねてなのかなんなのか、半袖を着る機会も増えました。
以前は半袖を着るだけでも話の種にするくらいには、半袖を着ることは殆どなかったのですが。
どことなくなんとなく;半袖マン
こんな写真を撮った時も、長袖を着ていました。
それが、今ではすっかりと軟弱になってしまいました。
上記、半袖マンのエントリで、友人のlacusさんがこんなコメントをくれました。

いつか、半袖kasaさんと長袖kasaさんがが肩を組んで杯を交わすような日が来たとしても、そこにタンクトップkasaさんは居ない気がするのは私だけでしょうか?
おかげさまで、幸い、無事、タンクトップは着てません。
そして今年は半袖kasaと長袖kasaが肩を組んで杯を交わすような、エポックメイキングな出来ごとがありました。
そう、七分丈マンです。
すっごい便利でした。

そんなことを考えていたら、8月の最終日ももう終盤です。
8月が終われば夏も終わりですので、明日からはただの「バテ気味」ですね。

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そろそろ見頃

ちょうどこの週末に桜が見頃を迎えています。

2014 sakura

毎年、この季節には桜のエントリを書いていますが、そのような記事が10個目になりました。

どことなくなんとなく;花見(2005年4月22日)
どことなくなんとなく;花見頃(2006年4月20日)
どことなくなんとなく;花見頃(2007年4月14日)
どことなくなんとなく;桜が満開(2008年4月14日)
どことなくなんとなく;花散し(2009年4月15日)
どことなくなんとなく;桜色は寒空の底(2010年4月27日)
どことなくなんとなく;花見頃も過ぎて(2011年4月26日)
どことなくなんとなく;花の季節も終わりつつ(2012年4月30日)
どことなくなんとなく;9年目の花見ごろ(2013年4月16日)

一年に一つずつ、定点観測のように桜の記事を書いていたみたいですけど、もうすぐブログを開設して10年目に突入しそうです。
開設したころ、約9年前と何が変わったのかというと、そんなに変わったような気がしていません。
年齢だけは、24歳から33歳になりました。
今年の桜の見頃はちょうど今くらいですが、私の人生の見頃は一体いつだったんだろうと考えると、なかなか味わい深いものがありますね。

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