電子書籍に侵食されて

新年も3日を過ぎて、ちょっと遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
今年はお正月が3日だけで、明日から平常の生活になると思うと、少々不本意で耐え難く、あと363日位(うるう年なので)お正月が続けばまたお正月なのになあ、と空想する一日を過ごしていました。
こんな無駄なことを無駄だとわかっていながら考える脳と、知能は素敵だと思います。

さて、私は「本」は紙以外はあり得ないと考えている紙原理主義者なのですが、文明の進歩は望むと望まないとに関わらず、確実に私の生活を侵食してきています。
そう「電子書籍」です。
私は上記のように紙の本を好んでいるため、電子書籍に対する感度であったり 積極性だったり受け入れだったりはかなり遅かったと思います。
そんな私にも、逆らえずやむを得ず、日常に電子書籍が。

写真 2016 01 03 23 21 45

iPad mini 4のKindleで「人工知能は人間を超えるか」を読んでいるところです。
私は、一応研究者として、脳科学側から知能だったり精神だったり感情だったりその他を考えていますが、人工知能側からのアプローチや、考え方は非常に面白く勉強になっています。

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)
松尾 豊
4040800206

最初に陥落したのは「週刊少年ジャンプ」でした。
どことなくなんとなく;ジャンプ+ on iPhone 6 Plus
ちょっと引用します。

もともと、私は「本」に関してはかなりの保守派で、今でも紙媒体以外は考えられないと思っています。
ただそれは、「本」の持つ機能のうち、「情報の蓄積」をかなり重要視しているからです。
〜数十年以上(場合によっては百年単位)での保存を考えた場合、「紙媒体」以外にはありえません。
従って、単行本類は紙媒体での収集をやめる気はありませんし、私の場合は電子書籍に関してはあくまでも「紙」ありきでの話になると思います。
しかし「雑誌」についてはちょっと話が異なります。
雑誌については、「買って」「読んで」「捨てる」のサイクルでしたので、保存性については考慮の必要がありません。
そうすると、ジャンプが発売日の朝にiPhoneで自動的に読めるようになるというのは、こんなに有難い話はないです。
朝起きると、布団に居ながらにしてジャンプを読める生活。
幸せが具現化した形の一つですね。

情報の蓄積も非常に重要ですが、もう一つ、書籍に関しては重要な要素がありました。
「携帯性」です。
本を持っていても、読まなくては「自分にとっては」あまり役に立ちません。
いつでも読めるという安心感と、アーカイブ性だけです。
電子書籍はこの「携帯性」が抜群に優れています。
どこでも読めて、どこでも即座に購入できる、この優位性はちょっと筆舌に尽くしがたいものがあります。
買いに行って、時間を取って、本がある場所でのみ、読むことができるという 「紙の本」は、その環境が許される場合においてだけ可能な贅沢な読書の仕方です。
コーヒーを飲むためにわざわざ豆から挽くような、喫茶店に出かけるような、そのような贅沢。
飲みたくなった時にパッと飲める缶コーヒー、インスタントコーヒーとは根本的に異なるものだと気づきました。
そして、別に缶コーヒーを飲んだからといって、喫茶店に行ってはいけないわけではないので、十分に両立は可能なのではないかと考えています。
紙の書籍を買う絶対量は減りそうですが、書籍全体の読書量は増えそうです。

それにしても、iPad mini 4の電子書籍リーダーとしての優秀さと言ったらありません。
電子書籍+iPhone 6 Plus+iPad mini 4は、考えられる中でベストな組み合わせの一つではないかと思います。
いつでもどこでもジャンプが読めます。
小学館さんは、一日でも早く、週刊少年サンデーを電子配信してくださるととても有り難いです。

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新しいMacBook雑感+α

MacBookの話

「新しいMacBook」を2週間ほど、ゆるゆるふわふわと使ってみましたので、適当に雑感を。
スペックはこんな感じです。

名前;MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015)
CPU;1.3GHz Intel Core M
SSD;512GB
メモリ;8GB
キーボード;US
色;スペースグレイ

MacBook

特盛りモデルです。

このMacBookは、拡張性がUSB-Cしかないとか、CPUがCore Mだとか、キーボードのストロークが短いだとかで、発表当初から賛否がハッキリ分かれたモデルになりました。
いい意味でも悪い意味でも尖っていて、初代のMacBook Airのようです。
控えめに言っても人柱モデルかなーと思います。

で、私にとってどうだったかと言うと、今のところどれも全く問題になっていません。
拡張性については確かに初期設定やソフトのインストール時に若干の不便を感じましたが、対応できないほどではありませんでしたし、処理速度については思ったよりもずっと速かったです。
キーボードもすぐに慣れました。
ただし、この辺はかなり個人によって感じ方が違いそうな部分で、人によってはクリティカルだろうなあ、と言う実感も受けています。
私のように、メイン機は別にあって、ゆるふわなサブ機としてなら全く問題ありません。

気に入った点としては、MacBook Air 11インチよりも軽いこと、Retinaディスプレイであること、必要十分な性能は確保されていること、持っている人が少ないので若干のドヤ感を味わえることなど、私がサブ機に求める条件としては申し分ありません。
あと、トラックパッドの感圧タッチは、最初とてもビックリします。
凹まないのにクリック感がありますので、脳が騙されて混乱して楽しいです。
正直、誰にでもオススメできる機種ではないですけど、人柱になりたい人にはとてもオススメの機種です。
私個人としてはとても気に入っています。

MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid2012)の話

メイン機あってのサブ機、と言うことで、メイン機の話です。
今の私のメイン機は2012年に発売されたMacBook Pro Retinaの初期型です。
買った時の感想はこんな感じ。
どことなくなんとなく;MacBook Pro Retinaディスプレイモデルが届いた
まだまだ十分に現役をはれる性能を持っていると思っています。
ただしこれ、初期型なんですよね。
初期型はチャレンジングな反面、不具合が起こる率も高く、このモデルもその例に漏れません。
例えば、このモデルはリコールの対象だったりします。
MacBook Pro ビデオの問題に対するリペアエクステンションプログラム
今までは代替機がなくリコールのリペアプログラムに申し込めず、そのままにしてしまっていましたが、MacBookが手に入ったことで、ようやく対処できそうです。
また、こちらはリコール対象ではありませんが、ディスプレイの焼き付きも多発しているモデルです。
MacBookPro Retina 15インチ 焼き付き問題のまとめ
最近、私のMacBook Proも焼き付きが発生しています。
ただ、保証期間が過ぎているので、おそらく有償修理になると思います。
ネットを見た感じですと、恐らく修理代は6〜7万円になりそう。
リペアプログラムのついでにこちらも対処しようとは思っていますが、なかなか高いですね。
修理をするつもりでは居ますが、もし修理しない場合は、
・焼き付きを気にしない
・外部ディスプレイのみで使用する
・MacBookをメイン機にする
の何れかの対処になるのではないかと思っています。

とりあえずそのうちにAppleストアに行って、話をしてくるつもりです。
完全に互換できるサブ機があると、こういう時も便利ですね。
MacBook Proも初期型を買ったので人柱だったのかなあ、とかは一切考えない方向ですし、考えたこともありません。
もちろん、ありません。

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Mac 30周年

Kamonohasi moto

2014年1月24日で、"Macintosh"が30周年を迎えたそうです。
Apple Thirty Years of Mac(音量注意)
なんとなく、ついこの間20周年だったような気がしてしまい、少しビックリしてしまいました。
私は2002年の3月からMacを使っていますので、もうすぐ13年目です。
まだ歴史の半分以下ですね。
せっかくの機会ですので、少し私の使っていたMacについて振り返ってみたいと思います。

iBook G3 (Late 2001) 2002年3月〜2005年2月

私が最初に買ったのは、通称「はんぺん」とも呼ばれていた「iBook G3」でした。
スペックは、PowerPC G3 600MHz、メモリ128MB(最終的には640MBまで増設)、HDD 20GB(最終的には40GBに換装)でした。
OSはMac OS 9.2.2から、途中でOSX 10.2「Jaguar」に移行して、更に10.3の「Panther」まで引っ張ったと記憶しています。
卒論〜修論まではこれで過ごしました。
あのときはとにかく、PowerBookのCPUがG5になったら絶対に買い換えるんだと思い、日々「PowerBook G5」が発売されるのを心待ちにしていたのですが、結局PowerBookにG5が積まれる日はありませんでした。
今でも「PowerBook G5」と言う言葉は、心がときめくワードです。

PowerBook G4 (Early 2005) 2005年2月〜2008年3月

次に私が買ったのは「PowerBook G4」です。
スペックはPowerPC G4 1.5GHz、メモリ1GB、HDD 80GBでした。
このブログの前半部分は、このPowerBookによって紡がれたものです。
あと、ついでに博士論文もこれで書きました。
このPowerBookは、「モノとしての完成度」としてみた場合、本当に素晴らしいものでした。
私の歴代のMacの中でも、恐らく一番愛着を持っていた/持っているものです。
このPowerBookを使っている時に、CPUのインテル化が発表されました。
それ以来、このPowerBookは非力の代名詞のような扱いを受けましたが、それでも気に入って使っていました。
私にとって、これからもおそらく愛着を感じ続ける個体になるんじゃないかなあ、と思ってます。
私の「15インチ好き」の元凶です。

MacBook Pro (Early 2008) 2008年3月〜2012年7月

メインとしては、一番長く使ったMacです。
買った時はこんな感じでした。
どことなくなんとなく;ぽちっとな
どことなくなんとなく;思ったよりも早く
スペックは、Core 2 Duo 2.4GHz、メモリ4GB、HDD 200GBです。
PowerBookから乗り換えた時は、その速さにビックリしました。
多分、私が普段行うような作業は、このくらいのスペックがあれば、今でも多分困りません。
このMacからは「学生」ではなく「仕事」として使っていたため、あまり余裕がなくなってしまい、メンテナンスをなおざりにしてしまって、そのことはちょっと勿体なかったかなあ、と思っています。
一番長く使った割に、一番なんとも思ってない個体で、おそらく「あって当然」の存在だったんだと感じています。

MacBook Pro Retina (Mid 2012) 2012年7月〜現在

MacBook ProにRetina Displayモデルが出る!と言うことで居ても立ってもいられず買ったモデルです。
どことなくなんとなく;MacBook Pro Retinaディスプレイモデルを買うにあたっての、弁明
どことなくなんとなく;MacBook Pro Retinaディスプレイモデルが届いた
現在のメインマシン。
スペックはIntel Core i7 2.6GHz、メモリ16GB、SSD 512GBです。
今のところは怖いものなしのスペックだと思います。
とにかく快適でとにかく画面が綺麗でとにかく塊感があって、気に入ってます。
あと、このMacに変えてから割といいペースで論文を出すことができるようになったので、その点でも私にとって相性のいい個体であると感じています。
もう数年は何の苦もなく使えそうだと思っているので、どうにか壊れないでください。

MacBook Air (11インチ, Late 2010) 2010年10月〜現在

サブの持ち運び用のMacです。
11インチが発売になる!と知って居ても立ってもいられず買ったモデルです。
どことなくなんとなく;空気と雲
メインは15インチ、サブは11インチ、とても素敵な環境だと思っています。
MacBook Airの最大の長所は、私は11インチであることだと思います。
どこにでも持ち運べて、必要な作業は結構何でもできてしまいますので、かなり重宝しています。
スペックはCore 2 Duo 1.4GHz、メモリ4GB、SSD 64GBです。
現在、この「SSD 64GB」に苦しんでいます。
容量が足りなくて。
母艦のMacBook Pro RetinaとDropboxで同期していると、容量がどうしても足りません。
もし容量の多い素敵なRetina DisplayのMacBook Air 11インチが発売されてしまったら、居ても立ってもいられなくなってしまったらどうしよう。

私が使ってきたMacはこんな感じです。
今のところ、何事もなければMacを使い続けるんだろうと思っています。
40周年のときにこの続きを書けたら、どんなラインナップになっているのか結構楽しみです。

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かばんを買いました

普段使い用のかばんが、少し壊れてしまって、結束バンドによる修理でどうにか持ちこたえている状態でしたので、なるべく早くどうにかしないとなあ、と思っていました。
私は毎日MacBook Airの11インチを持ち歩いていますので、それが入る大きさで、筆記用具やノートやこまごまとしたものも入るのが良いけど、何か良いものはないだろうかと思っていたのですが、「そうだ、確かApple Storeでかばんも売ってた気がする」と思うに至り、夜中に確認をしたらやはり売っていて、そのまま夜中のテンションに任せて購入するに至りました。
これです。
Brenthaven 15インチ Collins Sleeve Plus for Plus for MacBook
ハ?ック?

そして、先日届きました。

ハ?ック?実際

ちゃんとAppleストアでMacBook用に売っているだけあって、サイズも良好で、クッションとかも入っていて、こまごまとしたものもそれなりに入るので、今のところ満足しています。
極端に高価なものでもありませんので、壊れるまでは大切に使いたいと思います。

そうすると、今度は中身に入れるMacBook Airが新しいのが欲しくなりますね。
今使っているのはこの時に買った、現行の形になったときの初期型ですし、買ったのは2010年ですし、そろそろいいタイミングのような気がしてきました。
今年、Retina DisplayのMacBook Airが出ると、それはすごくとてもいいタイミングですね。

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JUGEMでMarsEditを使う方法

昨日のエントリで、ectoからMarsEditにブログの投稿クライアントを変更した旨を書きました。
と言うのも、ectoは最近ではソフトウェアの更新がなされておらず、OSXのアップデートを重ねる度に少しずつ、挙動に不具合が起きてしまっていて、そろそろにっちもさっちもいかなくなりそうだと感じつつあったからです。
更新する度にジワジワとストレスでした。

じゃあ、別の良い投稿クライアントはないかと考えると、MacではほぼMarsEdit一択と言う情勢になっていました。
各所で使われているし、みんないちいち設定に関する記事を書いてくれているし、JUGEMでも使えそうだし、ちょっと高いけど、これでいいか、と。
実際使ってみるととても使いやすいです。
今回は備忘録を兼ねて、MarsEditをJUGEMで使うときの設定をメモしておこうと思います。

起動をするとブログの追加が出来ますので、ここでブログのタイトルとURLを入力します。
ただし、JUGEMの場合は自動で設定はしてくれませんので、手動で設定します。

Marsedit 設定

この画像のような設定で大体お終いなのですが、
System NameをMovable Typeに、
API Endpoint URLをhttp://〇〇〇〇.jugem.jp/admin/xmlrpc.php
と設定すれば、だいたい大丈夫です。(〇〇〇〇は各ブログのドメイン部分)

その上で、ブログにログインするときのアカウントとパスワードを設定してください。

Marsedit 設定2

右クリックで出てきます。
これで投稿自体は出来るようになると思いますので、あとは適当に好みの設定にすれば大丈夫だと思います。

まだまだ私も試行錯誤の段階ですが、とりあえずストレスがなく投稿できる環境にはなりました。
やはり環境が整わないと、何事もやる気にならないですからね。
整えた段階で満足する人も世の中には居るらしいですけど、もちろん当然のように私は違いますよ。
本当ですよ。

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